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北方四島交流事業が開始された平成4年から受入事業の一環として行われている「青少年受入事業」。今年度は、四島側団員を国後島まで迎えに行く船が荒天により出港延期となり、日程を短縮して実施することとなりましたが、北方四島在住ロシア人青少年等50名が札幌市及び根室市を訪問し、昨年に引き続き、高校生及び大学生等と交流しました。
一昨年より実施している札幌における大学生・高校生との「夕食交流会」及び北海道大学国際交流サークル“SACLA”の企画による「市内及び近郊散策プログラム」に加え、今年度は、「お互いの文化について、関心のあること、好きなこと、不思議なこと」というテーマで「意見交換会」を実施し、若い世代間の交流・相互理解をさらに深化させることができました。
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その他、札幌市においては、今年4月に開館した北海道博物館を訪れ、歴史・文化専門家として北方四島での調査も行っている学芸員の講話を聞き、館内視察を行いました。その後、北海道開拓の村を視察し、北海道の歴史・文化を学びました。
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また、根室市においては、元島民の方や地元の高校生と共に納沙布岬を視察し、その後の会食では、記念撮影やダンス等で交流を深めました。更に、今回の交流にご参加いただいた元島民の方には、移動中のバス車内において、「元島民による講話」として、戦前の島の様子や戦後の引き上げ時の様子等、貴重なお話をお聞かせいただきました。出港日の午前中には根室市立啓雲中学校を訪問し、書道・文化琴・おりがみ体験を通して、生徒との交流を行いました。
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上述のように、天候による日程短縮を余儀なくされながらも、青少年受入事業の核となる同世代間の交流を通じて、相互理解と信頼関係をより一層深めることができたほか、札幌市において事業を行うことにより、日本本土の都市機能を体感し、インフラの先進性、快適性等を印象付けるなど、所期の目的を達成できたとものと考えます。
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