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7月14日から18日の日程で青少年受入事業を実施しました。この事業は北方四島交流事業が開始された平成4年から行われています。今年度は北方四島在住ロシア人青少年等52名が札幌市及び根室市を訪問しました。
入港後、根室市の柏陵中学校を訪問しました。ボールを使ったゲームと、こま・けん玉・おはじきなど日本の遊びを体験し生徒と交流しました。柏陵中学校の生徒の皆さんの明るい雰囲気で笑顔の絶えない時間となりました。 その後札幌市に移動、札幌市では当事業初の試みとなる大学訪問(札幌大学)を実施しました。ロシア語を専攻している学生との交流や大学施設の視察などを行いました。ロシア語専攻学生の流暢なロシア語に北方四島在住ロシア人青少年等も驚いていました。 また、昨年度同様に北海道大学国際交流サークル“SACLA”と札幌市内大学生の協力の下、「市街地散策プログラム」、「意見交換会」、「夕食交流会」を実施しました。「市街地散策プログラム」では学生と訪問団員が小グループに分かれて札幌市内の施設(防災センター、青少年科学館、北海道博物館、北海道大学など)を訪れました。「意見交換会」では「お互いの共通点を探す」というテーマで、日常生活の話や趣味の話、同年代ならではの悩みなど幅広く話し合い、相互理解を深めました。
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札幌市内のプログラムを終えたあと根室市に戻り、元島民の方や地元の高校生と共に納沙布岬を視察しました。移動中のバス車内において、「元島民による講話」として、元島民の方に貴重なお話を聞かせていただきました。その後、引き続き元島民の方や地元の高校生も参加していただき、簡単なゲーム大会や会食の時間を取り、交流を深めました。また、出港日の午前中には北方四島交流センターで、茶道の講師を招き「日本文化体験」を行いました。
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今回の青少年受入事業では同世代間の交流を通じて、相互理解と信頼関係をより一層深めることができたほか、札幌市において事業を行うことにより、日本本土の都市機能を体感し、インフラの先進性、快適性等を印象付けるなど、所期の目的を達成できたとものと考えます。
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・どの行事も楽しかった。とても暖かい歓迎を受けた。この受入に関わったすべての人にとても感謝している。日程を準備するのは大変な仕事だったと思う。細かい所まで何もかもよく考えられていた。ありがとう! ・面白い新しい場所を訪ねたり、お店巡りをしたりするのがとても楽しかった。でも何より楽しかったのは日本人の子供達と交流したことだった。 ・この交流を定めたのは大変正しい決断だったと思う。そのおかげで私達は別の民族の文化に触れ、いろんな人と交流し、新しい言語を勉強する事が出来る。 ・疑いもなく私は日本が大好きだ。日本人は優しくて親切な人たちだった。ぜひまたここに戻ってきたい。この旅はずっと私の心の中に残ると思う。 |
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